いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ヘヴンズ・ダイアリー001」直江ヒロト(富士見ファンタジア文庫)

ヘヴンズ・ダイアリー001 (富士見ファンタジア文庫)
ヘヴンズ・ダイアリー001 (富士見ファンタジア文庫)

「愛って、要するに好きってことでしょ?」
「それが《愛の真理》なのか?」質問してきた遊斗は首を捻った。
ええっと……そんなこと言われたって、私には分かんないよ! だって私、織咲天翔は中学から三年間、思い続けている相手、真山くんと高校生になってもちゃんとお話できない、恋愛下手な女の子だよ! でも愛とは何か?って聞いてきた遊斗は実は堕天使で私がその答えを知る解答者だって言ってきたの。どうやら宇宙で起きたあらゆる出来事を自動筆記する《神々の日記帳》――ヘヴンズ・ダイアリーの唯一の白紙のページがその《愛の真理》なんだって、ふん。
第一回ネクスファンタジア大賞金賞!! 日常(?)系ラブコメ


プロローグから危険な香りはしていたのだが、そのままのテンションでずっといかれるとは。。。
ストーリーがどうのこうのという以前に、作者とは笑いのツボが全く噛み合わないらしい。
笑いを取りにきてるのは分かるのだが、どれもこれもすべってるとしか思えない。おかげでくだけた文章というより崩れた文章に見えてしまい、読んでいてあまり気持ちのいいものじゃなかった。
ストーリーの方も微妙。
残念な天使達が特徴の学園異能もので無難な作りだなと思いながら読んでいたら、最後の超展開でズッコケた。
これなら「夏海紗音と〜」の方がまだ面白かったかな。
ファンタジアの賞を二つも獲った作者だけど今後は回避の方向で。