いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「れも☆ねーど」夏緑(MF文庫J)

れも☆ねーど (MF文庫J)
れも☆ねーど (MF文庫 J な 1-31)

岸海星はごくヘーボンな高校一年生。五月もなかば、委員長は不機嫌な顔。この学園は部活動が必須なのに、海星だけまだどこにも入部してないからだ。でもやりたいことなんてないしー…と思っていたら! 偶然手伝った、とある女子部のマネージャー業務に適性あり!? 快活な小鈴に張りあわれながらも雑務のあれこれにやりがいを感じた海星くん、いざ!小鈴と同じ部に入ることを決めるのだけど!? 「もしかして海星くん、かんちがいしてる?」え? 何が?「あたしの本当の部活は“ここ”じゃなくって……」起死回生でみんなをサポート、爽やかお助けラブコメ堂々スタート。


変わった部活の学園ラブコメという定番のテーマにもかかわらず面白くない。一冊丸ごと噛み合わなさばかりを感じた。
とりあえず、何がしたいのか分からないのが一番痛い。主人公の目標も話の方向性も見えてこないので、読んでいて迷子になる。
それに何でもありもやりすぎるとちょっとな、と思う。置いてけぼり感が強くて白ける。
また、色々とネタをやりすぎ/詰め込みすぎてしまったためか、ツンデレ同級生、きょぬーおっとり先輩、唯我独尊部長とキャラは揃っていたのに、揃いも揃って影が薄い。キャラが生きていない。
長期シリーズの「ぷいぷい!」が打ち切られて、出てきたのがこれか。遣る瀬無い気分になるね。