いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「とある魔術の禁書目録 (21)」鎌池和馬(電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈21〉 (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録 21 (電撃文庫 か 12-25)

一〇月三〇日。
第三次世界大戦が開戦して、──日が経った。三人の少年たちは、それぞれの想いを秘め、炎上するロシアを駆けていた。
元『アイテム』小間使い・浜面仕上は、滝壺理后の治療に奔走するも、糸口は見つからない。キーとなるのは、元『神の右席』の聖人アックアとの出会い。
最強の超能力者・一方通行(アクセラレータ)は、最弱の好敵手との交戦を経て、エリザリーナ独立国同盟に移送された。未だ打ち止め(ラストオーダー)を救う手だては見えない。キーとなるのは、魔術が記述された謎の羊皮紙。
そして上条当麻は、ついにフィアンマと邂逅するも、手加減された上に逃亡を許してしまう。インデックスを元に戻すことは、未だ叶わない。キーとなるのは、“天使”と呼ばれる別次元の住人。
三者三様の想いを秘め、科学と魔術が交差するとき、物語は始まる──!


美琴の参戦はまだですか?
今度こそ活躍か!?と思ったのに、ロシアまで来て未だ蚊帳の外の美琴が切なすぎて涙が。


3人のヒーローや各陣営がまだ集結しつつあるという状況で、前回の延長線上という印象が強い21巻。
魔術サイドに科学サイド顔負けの巨大ロボット登場!?や天使vs天使とか少年漫画バリの戦闘力のインフレでところどころは盛り上がったが、ここ数巻に比べると大人しく感じる。吠えたのも浜面だけだし。
・・・と思ったら本当は21巻はもう半分あったのか、納得。
今のところ全てがフィアンマの掌の上のように見えるが、それをどうやって覆すのか、誰が起爆剤になるのか、人がい過ぎて先が全然読めないので続きが楽しみでしょうがない。引きも凶悪で22巻(21巻後編)が待ち遠しい!