「守るんじゃなく、一緒に戦う。……それが僕の新しい戦い方だから」
仲間と挑んだ選抜戦で、シャルティスは新たな決意を迫られる。
統政庁との会合に赴く巫女・ユミィの護衛任務。それを勝ち取るため、モニカと華宮、そして「四人目」の仲間と部隊戦に参加したシャルティスは、一人で戦ってきた己の弱点と向き合うことになる。
時を同じくして、シャルティスに宿る魔笛を浄化するため沁力の修行を重ねるユミィの前に、ツァリと名乗る女性が現れた。
「沁力が開花するキッカケ――お前の知らない旋律を与えてやろう」
そう告げる彼女は、ユミィを『ある場所』へ誘うのだが……。
変革する世界で、少年の想いを少女が歌う、重層世界ファンタジー
美少年の膝元で眠る幼女に肩車される幼女、少年に助けられる幼女と今回は幼女回でした！
・・・えっ？違う？ 春蕾と華宮は姿格好が幼いだけ？ 細かいことは気にすんな！
ユミィの護衛任務選抜戦＆新メンバー加入な４巻は、「黄昏色の詠使い」とリンクする単語や詠が次々と出てきて前作読者には嬉しい仕様。但し、そのリンクを含め伏線張りとキャラ紹介の面が強いので、３巻以上に動きが無くて静か。
さて、その噂の新メンバーは当然おんｎ・・・男！！？
キャラが被る某作品のＫ氏のように無節操にハーレムを広げていくことはない様でちょっと安心したｗ 戦闘では相変わらず無双だけど。
そんな訳で新キャラのヴァイエル、これがなかなかいい男。
やる時はやる、誰もが忘れがちな“当たり前のこと”を当たり前に出来る人というのは素直に憧れる。しかしあれだね、モニカ隊はベクトルは違うけど生真面目な人間が揃ったね。なんだかんだで上手くやっていきそう。
ちなみに選考会は、当然のように無双でしたとさｗ
次は物語の核心にグッと近づくであろう統政庁編。３，４巻と大量に張られた伏線がどう絡んでいくのか楽しみ。
