超お金持ちのご子息ご令嬢で美男美女ぞろいの新聞部部員、例の6人が巻き起こす今回の騒動は──「新聞部みんなで学校主催のオリエンテーリング大会に参加し（もちろんジャージ）、ある事情から1位を目指す!? ライバルとなるスキー部も登場しちゃったりして!?」と、「新聞部に短期留学生が来てなんかいろいろあって、そしてなぜかメグとセロンの関係に変化が起きちゃった〜!?」の中編2本。さらに“あの人達”が登場する短編2本も収録──というてんこ盛り！ いつにも増してドタバタハラハラヘトヘトコソコソワクワクドキドキ、エ〜〜ッ!?なメグセロ第6巻。
注目の“今回のあとがき”は──時雨沢恵一書き下ろし“あとがき特別企画掌編『セグとメロン』”!? もちろん黒星紅白が描き下ろす“あとがき”にも注目！
今回も安定した面白さ。
メインは中編ニ編。
一つ目（第三話）のオリエンテーリングは、駄弁ってる方が面白かった。
黒い、腹黒いよお二人さん。学生らしく真面目にやっている三人が爽やかなのでその対比で余計に黒く感じて笑える。それになんだかんで喋っちゃう部長。やっぱお嬢様でマスコットキャラなのね。
二つ目は（第四話）は短期留学生の話。
他人の視点からみた新聞部が新鮮。特にお姉さんなメグと寡黙なハンサム然としたセロンというのが。メグは口調のせいもあって天然ぽいし、セロンはいつもは活躍した直後にヘタレるパターンが多いからねえ。
・・・って、おおい！ ここで終わるかい。なんてあざといｗ
メグの性格を考えると、とりあえず直接セロンに突撃して、セロンがあたふたする姿だけは容易に想像出来るが果たして。
この作品に関しては既にゴールが示されているわけだけど、それでもこの二人の関係はハラハラするし無性に応援したくなる。『アリソン』『リリトレ』とは別種の危なっかしさがあるよね。
それにしても、ナタリアはいつにも増して食ってばっかりだったなｗ
