いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「まよチキ!7」あさのハジメ(MF文庫J)

まよチキ!7 (MF文庫J)
まよチキ!7 (MF文庫 J あ 7-7)

涼月家で働くことになった俺と紅羽。主である涼月には犬扱いされるわ、同僚であるお嬢様偏愛のヤンデレメイドは俺をやたらと敵視してくるわで、ブラック企業も真っ青の労働環境である。いやまあお風呂で涼月と嬉しいハプニングがあったり近衛の部屋に入ったりと、おいしいネタもあるにはあるんだが。「主の背中を洗い終えるまで失神しちゃダメよ」「わっ……わかった……」「うふふ、いい子ね」「犬扱いすんじゃねえ……!」――すまん、あんまりおいしくない気もしてきた。さらにマサムネも同僚になることになって、いったい俺の使用人生活はどうなるんだ!? アニメ化決定の学園執事ラブコメ第七弾! ひとつ屋根の下に、いくつもの想いが交差する――。

涼月邸使用人編前編。
前編だったのね。サービスシーンばかりで内容がなかったのはそのせいか。
まあ嫌いじゃないというか大好物なんですけどね、サービスシーン。でも、ヤミ月さん本領発揮だと思って読み始めたので、その出番の少なさに拍子抜けしたことは確か。
というかこれ、ジローの女性恐怖症はかなり改善しちゃってるよね。こんなに肌色過多の女の子たちとベタベタべたべたbetabeta……爆発しろ!
で、そのヤミ月さんはというと、
これはある意味デレ月さんなのでは? 我慢や無理をしているのがありありと分かって、恐ろしいというより痛々しい。こうなることはある程度分かってはいたけど、ここまで本心を隠せないのか。随分可愛くなちゃって。
次はヤミ月さんがデレ月さんになるのか、さらに捻くれて真ヤミ月さんになるのかが見所かな。個人的にはお嬢様の気持ちを知ってしまったスバルのとる行動の方が気になるが。


あ、新キャラがいたけど黒さもサービスもお嬢様以下で存在感が薄かった。残念。