いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「深山さんちのベルテイン2」逢空万太(GA文庫)

深山さんちのベルテイン 2 (GA文庫)
深山さんちのベルテイン 2 (GA文庫)

季節はうつろい夏となった。
夏といえば、七夕、祭り、そして海! プールもいいけど、やっぱり海!! ということで海辺へとやってきたベルテインと琥太郎たち。
「ベルさん、海に入って大丈夫なの?」――風呂場でも溺れるのに。
「うう……残念ながら無理であります。本来ならベルはシャチの速度、ウナギの適応力、タコの柔軟性を併せ持った泳ぎができるはずだったであります、できるはずだったであります」ってどんな泳ぎ方? ――などと海辺ではしゃいでいたら、なんと琥太郎が初ナンパされちゃって!?
あの邪神たちもちょっぴり這いよった、ゆるふわ日常ショート・ストーリー第2弾!


コタローとベルさんの日常夏編は1巻よりもさらにゆったりまったり。
時々入る小ネタがさりげなく、まったりな雰囲気の邪魔はしない程度でクスッとできるのがいいところ。


今回のMVPは間違いなく耕平。
素直のすの字もなくテンパりすぎな理々が少しでもコタローに近づけるように気を遣い、鈍感で危なっかしいコタローをフォローし、母親の奇行のために周りに謝りと、気遣い力がハンパない。コタローと理々はもっとこの幼馴染みのありがたさを実感するべき。
それにしてもベルさんの影が薄いなあ。口調も慣れれば特に何も感じないし、暴走してもかわいいものなのでイマイチ存在感が。もうちょい大人モード(エロ)での活躍が読みたいところ。
そういえば最強の萌えキャラの出番も減ってるorz あの美しいツンデレがたった2回とか・・・ええ、もちろんヤンキーな先輩のことです。
それに伴い普通に女の子しているコタロー。これ、男の娘である必要ないよね。もう、切っty――うわっ理々さんやめてくd……
次は秋編。食ってばかりになるような気がするねw