いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ3」鈴木大輔(MF文庫J)

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J)
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J)

『ひとつ屋根の下で可愛い女の子たちと同居生活』。これほど男のロマンを刺激するシチュエーションは他にないはずなのに、現実はそう甘くない。生徒会メンバーとの同居に反対する妹をなだめたり、古い学生寮を大掃除したり、共同生活の役割分担を決めたりと大忙し。やれやれ、これじゃ気の休まる時間はお風呂に入ってる時ぐらいのもの――「ほれ姫小路秋人。お風呂に入る前にこの目隠しを使いな」……え? お風呂なのに目隠し? ってどういうこと? なんか不穏な予感しかしないんですけど? というわけで、大ヒット御礼のブラコン妹ラブコメ第三弾。アノ人がついにひと肌脱ぐ!? お風呂シーンの詳細についてはページをめくってみて!


ぎんぎんかわいいよぎんぎん
表紙と口絵に始まって、本編まで銀兵衛押しのぎんちゃんファン必見の一冊。なんという俺得。
割烹着姿といい、背中流しといい、新妻といっても差し支えない活躍。特筆すべきは赤面率の高さ。男言葉で冷静沈着な彼女の恥ずかしがる姿は破壊力抜群。しかも、ちゃんと挿絵が付いているのが素晴らしい。GJと言わざるを得ない。もうこれは銀兵衛ルートでいいと思います。妹はともかく他のメンバーは要らn(ry
ラブラブ兄妹の様子はいつも通り・・・なんだけど、秋人の正体を知った後だと全然印象が違う。
今まではただ常識を説いているだけだった台詞が、2巻の最後を読んだ後だと白々しさが凄い。最愛の秋子にもこの態度だから、銀兵衛の更なる可愛さを引き出してくれるのは望み薄か、むう。
まあ、なにはともあれ銀兵衛が可愛くて大満足。
衝撃のラストはなしか。この前回の辻褄を合わせただけのラストは、一先ず3巻の壁を越え続刊が決まったからかな?