いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ロウきゅーぶ! (9)」蒼山サグ(電撃文庫)

ロウきゅーぶ!〈9〉 (電撃文庫)
ロウきゅーぶ!〈9〉 (電撃文庫)

慧心女バスの少女たちも楽しみにしていた修学旅行がいよいよスタート! 京都に向かう皆を送る昴……のはずが、なぜか商店街で当たったくじ引きで葵と二人で京都へ行くことになり──!?
「わーい。おんせん、ろてんぶろ〜♪」
「そいやヒナ、また胸大きくなった?」
「まさか、のぞきに来た男子とかじゃ」
「──遊びに来て下さったんですねっ」
「は、長谷川さんと同じお布団で……」
さらに宿泊予定のホテルでは、葵と同室になっただけでなく、智花たちとのバッタリ遭遇ハプニングが! その時はまだ真帆に迫る危機など知る由もなくて──。
悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやか・ローリングスポコメディ9!


色々とカオスな京都旅行編。
デレ葵さんは可愛かった。天然昴の無意識攻撃に牙を抜かれたオオカミの様に弱々しくてニヤニヤ。つい漏らす本音のつぶやきがやばい。
と、葵だけを追う分には良かったのだけど、他の要素は……。
お約束のお風呂やパンツまでは苦笑しながら読めても、源氏物語や三沢家の行動にはついていけず。特に強引にねじ込んだようにしか思えないバスケシーンは、シチュエーションがファンタスティック過ぎてぽかーん。そんなことよりバスケしようぜ!とは思いながら読んではいたが、そんなところでバスケするなよ。
そんなわけで、スポ根として読んでいる自分としては、楽しめるところが少ない一冊だった。 
次は三沢家主催の変則大会か。
熱いバスケが読めるのは嬉しいのだけど、なんだか5年生加入や公式戦をやらずにシリーズが終わる予感がしなくもない(^^;