いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「アンチリテラルの数秘術師4」兎月山羊(電撃文庫)

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈4〉 (電撃文庫)
アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈4〉 (電撃文庫)

東京内戦の跡地に肝だめしにやって来た俺たちは、“零”の災厄の数、カラスと出会う。彼を見て、安藤照子さん──アンデレは動揺していた。その晩、俺の家を突然訪ねてくるアンドレ
「……一緒に行ってくれたら、1つだけ何でも言う事聞くって言ったら……?」
アンデレと俺が向かった地下には、あるはずのない電車が走っていた。中から現れたのは執行官ディエゴと、雪名。
「誠一君は、どうしてアンデレさんと一緒に来たのかな?」なぜかモジモジする雪名と共に、俺は地下奥深くである秘密を手に入れる――。
“数”の異能力バトル、第4弾開幕!


雪名の恋愛レベルが上がった。
雪名はヤキモチを覚えた。
雪名は恋の苦しさを覚えた。
というわけで、前巻に輪をかけて恋する乙女モードの雪名が可愛くてやばい。こんなの見せられたら弘樹じゃなくても何とかしてあげたいと思うよなあ。
それに加えて3巻ゲストキャラかと思っていたアンデレがまさかの参入。この娘も拗ね方がいい感じ。誠一はツンデレって言っていたが、男が苦手なだけで心を開いたら簡単にデレそう。
ストーリーの方もなかなかの盛り上がり。
過去の実験の秘密や誠一の覚醒、ライバル?の登場、最後には大きな抗争のフラグなど、物語の中核関わる話が多くて次への期待を膨らませてくれる。
ただ、「ラプラスの悪魔」などの単語は出てくるものの数学成分は薄目、創意工夫で敵を退ける誠一の活躍もなしと、アクションはやや低調か。
物語は架橋へ!といった感じで次が待ち遠しい。


〜42頁〜
愛架さん、それはパンモロです。色気がないのでアウトです。