いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Tとパンツとイイ話2」本村大志(MF文庫J)

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J)
Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J)

陽太は、キスをしてしまった事件以降、光里から露骨に避けられるようになっていた。そんなとき、光里が風邪をひいて休んでしまう。陽太は妹の茜にけしかけられて光里のお見舞いに行くことにするのだが、陽太が光里の部屋のドアを開けるとそこはいきなり吹雪の南極!? これは思念能力者が絡んだ事件に違いない! 陽太は影時と天川を呼び出して再び光里の部屋に突入するが、今度は部屋の中がニュース番組のセットに……。ますます混線する思念糸絡みの事件に、陽太と光里が振り回される合体混乱ラブコメ、第二弾!


メインの第一話、第二話とエピローグ的な三〜五話の構成で、Tもパンツも関係なし。失望した、つまらないタイトルにw
面白くなかったのはタイトルだけで、と奇抜すぎるボケと萌えが混在するカオスワールドは健在。部屋の中が雪国になってたり、名前が涎や下半身になったりするからね。わけがわからないよ。
第一話は陽太と光里が仲直りする話。
その前に一つ言っておかなければなるまい。おっぱいおっぱいうるさいわ! こんなに長くて酷いルビ初めて見た。
後半はニヤニヤ度マックスの幼馴染みトーク。光里の奇抜だけど好きで仕方がないのがわかる愛情表現が最高。陽太爆発しろとしか言えない愛されっぷり。
第二話は光里のライバル登場回。
陽太が不良に絡まれている女の子を助けるというベッタベタな始まりにシリアスな展開のはずなのに、出てくるのは笑い。この人を笑わせる独特な言葉の選び方はある種の天才じゃなかろうか。シーンと全くマッチしてないけど。というより、このシリーズにシリアスは要らない。
あと三話は一言ずつ。
第三話:影時氏によるおっぱい演説は一読の価値あり。「可愛胸」いいと思います!
第四話:恋する乙女は最強です。例えどんなに思考回路が突飛だとしても。要するに光里かわいい。
第五話:繋ぎですね、わかります。次はコンの出生の話か?
天才と何とかは紙一重を地でいくボケに笑って、光里に萌えて、いい話……はおまけかなw とにかく二巻も面白かった。



ちなみに第四話の逆再生は↓
「双方の合意を持って口づけを交わしそうになるくらいに」
解読めんどくせw