いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「変態王子と笑わない猫。5」さがら総(MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。5 (MF文庫J)
変態王子と笑わない猫。5 (MF文庫J)

ついに小豆梓の大攻勢が始まった! チアガール系ワンワンの笑顔に押され気味のぼくは、無表情ガール系月子ちゃんのプレッシャーに震える日々。「あの、そのハサミは何に使うのかな……?」「先輩が悪いのです。わたしをほったらかしにする先輩が」……あっちもこっちも大変で、どうにかしようとしているうちに引き寄せてしまったのは、まさかの10年前の世界! 「久しぶりの、ふたりきりの大冒険ですね」――すっかり上機嫌の筒隠と、今度は過去をたずねて時間旅行!? しかも月子ちゃんのお母さん、“筒隠ツカサ”さんまで現れて……? 大人気爽やか系変態ラブコメ第5弾! これは、過去から未来へと繋がる「想い出」の物語――。


筒隠姉妹(主に姉)の母の思い出を確かめようとしていところ、猫神様の嫌がらせによって月子と二人で過去に飛ばされてしまう話。……もう何でもありねw
そう「月子と二人で」である。つまり月子のターン! ずっと月子のターン!! あずあず派の方々すまないね。
二人っきりという安心感なのか押さえつけていた感情が爆発したのか、小豆梓にも鋼鉄さんにも遠慮することなく少々暴走気味に横寺に甘える月子が可愛いのなんのって。てか、こんなにもデレデレ状態なのか。横寺爆h(ry 極めつけは酔った時。ジャージイン・・・だと!?
今回はストーリーも良かった。親子の絆を確かめる話で奮闘する二人の横寺がカッコいい。大きい方は変態補正で良い事をすると5割増しでいい人に映るのがずるい感じがするが、小横寺は誰この紳士?と言いたいくらい頑張る男の子をしてる。ああ、なんでこんないい子があんな風に育っちゃったんだろうねぇw
女の子を可愛らしく描くのは一級品でも1巻以降段々話の内容が微妙になっていたこのシリーズだけど、今回は萌えと内容ともに良かった。