ラウルが凄腕冒険者であると壮大な勘違いをしたルネ。ルネはなんとかラウルを自分のものにできないかと画策する。そして思いついたのが、「ラウルをもっと高級宿屋に移転させる」作戦だった。
その頃、ラウルの宿賃滞納がミリーに発覚。うろたえたラウルはミリーの前で見栄を張ってしまう。もちろん、ラウルに払える甲斐性もなく、純粋に自分を信じてくれるミリーに進退窮まるのだった。
そこに舞い込んできた宿屋移転の話。勘違いもあり、あっさりと移転してしまうラウルにミリーは大ショック。ラウルの不在にミリーは心あらずになってしまい!?
ミリーさんカワユスなあ。
相手がアレというのが激しく気に入らないけど、恋してます!って感じが全身から出ていてニヤニヤが止まらない。テンパると発明に逃げる辺りが特に(そこかよw
で、そのアレな主人公は……
まるで成長なし。というかさらに酷くなった。
ミリーのために頑張る姿があった1巻の方がまだマシだった。誉めるところが全く見出せない。読んでいて不愉快になるヘタレかつクズっぷり。謎の能力を発動した時だけ強いけど、悩んだり努力したりした結果じゃないので活躍してもなんの盛り上がりもない。
それに加えてお嬢様・ルネも性格がひどい。トラブルメーカーは必要だろうけど、ただ我儘なだけでいいとこなしでこれまた不愉快。
ストーリーもラウルの秘密の伏線が出てくるわけでもなく、ラウルに目的が見つかるわけでもなく、全く進んでいないので本当にミリーしか読むところがない。
う〜ん、次はどうしよう。ラウルが考えを改めるような出来事が起こるのなら読んでみたいけど……いい加減な奴がいい加減なまままかり通っている展開はストレスが溜まるので評判待ちにするかも。