いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「クーデレな彼女とキスがしたい2」水口敬文(一迅社文庫)

クーデレな彼女とキスがしたい (一迅社文庫)
クーデレな彼女とキスがしたい (一迅社文庫)

クールだけど時折見せる笑顔が愛らしい雪穂と付き合いを続ける和希だが、いまだ肝心のキスはできていなかった。それどころか、目指せ略奪愛と熱烈な愛情を向けるようになった藍那と、これまでツンの下に隠していた本性を現して遠慮がなくなった楓歌、二人の幼なじみから積極的に迫られるようになり、心も身体もちょっと陥落寸前に。
そんなある日、楓歌に迫られる和希を目撃した雪穂は、これまでになく不自然な態度を取るようになっていく。
和希と雪穂、二人の関係の行く末は? 緊迫のシリーズ第二弾。


またしてもタイトル詐欺だった件について。
というわけで、「クーデレな彼女とキスがしたい2」改め「俺の幼馴染みたちが変態すぎて困る」をお送りされてしまいました。
ヤンデレ藍那の次はツンデレからセクハラ痴女にジョブチェンジした楓歌のターン。全体の1/5くらいは楓歌の強引な攻めという名のセクハラが繰り広げられているという異常事態。女の子にベタベタされても流石にこれは羨ましくないわw
後半ようやくメインヒロイン雪穂のターンでタイトル通り、かつ真っ当なラブコメらしく。
そうそう雪穂はかわいいんだよ、周りが濃すぎて影が薄くなってるだけで。自分の感情に戸惑う様子がとてもよかった。相方のヘタレ主人公は……情けなさもここまで突き抜けるとツッコミどころばかりで逆に面白い。お姫様抱っこ連発には脱帽ですw
目的は果たしたし完結かな。サブヒロインの濃さに圧倒されたシリーズだった。