いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「まよチキ!11」あさのハジメ(MF文庫J)

まよチキ!11 (MF文庫J)
まよチキ!11 (MF文庫 J あ 7-14)

「実は、ボクたちはここでしばらく一緒に暮らすことになったんだ」病院から戻った俺を待っていたのは、近衛のそんな言葉だった。俺に告白した涼月やマサムネは、どうやら俺の女性恐怖症の治療を最優先にすることにしたらしく、彼女たちとひとつ屋根の下での治療プログラムが始まった。そんなわけで、俺はマサムネとクリスマスデートをしたり、正月に巫女服姿の涼月に迫られたり、近衛と星空を見に行ったりといった冬休みを過ごす。おかげで俺の女性恐怖症にも改善の兆しが見えた。だが、始業式の朝、近衛と涼月が部屋から姿を消してしまい……。学園執事ラブコメ第十一弾! 訪れるのは冬の終わり。俺と彼女たち三人が一緒に過ごした季節の――終わり。


クライマックスに向けて一気に加速した11巻。
3人のヒロインとそれぞれにデートするって内容だったのだけど、マサムネの話が一番良かった。彼女の抱えてきたものとジロー達が溶かした心が見えて温かくなるが、その中に切なさも混じるエピソード。あとは、涼月はデレ月さんとか神月さんとか名前で遊んでただけの印象が強くて、スバルは短くインパクトで勝負という感じ。
そして、
告白キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
よくやったジロー。ここまで来てハーレムエンドなんてどっちつかずのエンドだったら、どうしてくれようかと思っていたが、しっかり男らしさを見せてくれた。
ただこれ、口絵がネタバレすぎるんだけど(^^; あらすじを読んで口絵だけみれば内容の9割が分かる仕様というのは正直どうなんだろう。
なにはともあれ次回最終巻。ほぼ決着ついてるので、何をしてどう終わらせるのかが楽しみ ジローvs近衛父の血みどろの戦いはあるかな。