いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「彼女を好きになる12の方法」入間人間(メディアワークス文庫)

彼女を好きになる12の方法 (メディアワークス文庫)
彼女を好きになる12の方法 (メディアワークス文庫)

なんとなく『彼女』を好きにならないといけない気がする。そのためには『彼女』と一緒にどこかへ出かけたり遊んだりしないといけない。
今年で俺と彼女は大学三年生。この一年をのんきに過ごしてしまったら、就職活動も控えて、顔を合わせる機会は激減するだろう。
だからこの一年が、彼女と暢気に過ごす最後の年と言っても良い。その一年の間に、俺は『それ』を見つけたいと祈った。
これは、優柔不断な大学生の『俺』が過ごす一年間の記録だ。必ず、一年の間に見つけなければ。
彼女を好きになる方法を。


一組の爆発すればいいのにと思うバカップルと、その彼女に一目惚れしてしまった大変残念な男一人。その彼氏と残念男の視点が交互に入れ替わって12ヶ月×2で24話で綴られるショートショート。基本的に彼氏の方はハイハイ(棒)、残念男の方はイタタタタとなる。要するに「大学生の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期t(ry」というお話。


いい加減な奴ほど上手くいって、真面目で一途な奴ほど上手くいかない。
答えが分からない奴がなんとなく上手くいって、答えが分かりきってる奴は上手くいかない。
イケメンは何事も上手くいって、ブサメンは何事も上手くいかない。
世の中こんなもんさ。…………知ってるわ!
相変わらずメディアワークス文庫の入間作品は大人しいなあ。