いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏」竹宮ゆゆこ(電撃文庫)

ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)
ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)

いろいろあった末、香子との付き合いを選んだ万里。
夏休み、二人はまったり自宅デートを満喫していた。二人の時はしっかり幸せ、だけど一人になった時に万里はふとからっぽ感を覚えてしまう。
そんなある日、なぜか千波の家に集結した万里と香子、二次元くん。その場のノリで海に行くことを決定する四人だが、その後繰り出した繁華街で柳澤とリンダが二人きりでいる現場を目撃してしまう。
それぞれ穏やかならぬ心持ちを抱えたまま、柳澤もメンバーに入れた五人は海へと出発する。はたしてこの波乱含みの小旅行の行方は!?


うん、まあ、なんだ、、、
長期連載にはつまらない回もあるよね。
またしてもリンダが辛い過去を突きつけるプロローグを過ぎると、ダラダラとした夏休みが転がってただけだった。表面的にはあらすじ以上のことは起こらないし、万里の内心では不毛な自問自答してるだけだし。
共感出来るところといえば幽霊万里くらいか。自分がリンダ派ってのもあるけど、今の状況は万里が悪いよ。呪え呪えどんどん呪え。
今回唯一の動きのある目撃シーンでは、万里や香子の心配よりもヤナっさんはまた泣くことになるんじゃないのか?が真っ先に浮かんだ。いい人なのに……脇役はつらいよ。
一応衝撃のラストだったけど、本筋にはあまり影響がなさそうな気が。とにかく次は物語が動いてくれるといいなあ。