いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「GJ部◎」新木伸(ガガガ文庫)

GJ部◎ (ガガガ文庫)
GJ部◎ (ガガガ文庫)

いつもの放課後、いつもの昼休み……再び。(1)〜(9)巻では描かれなかった「GJ部」2年間の出来事が、ついに語られる? 謎に包まれていた京夜の袋詰め入部エピソードから、目的地が不明だった一年目の夏合宿、春休みに待ち受ける卒業旅行まで! ……って、あれ? 卒業旅行には卒業生だけが行くんじゃないの!? ライトノベル史上初の四コマ小説が、初めてそのフォーマットを破ってちょっとだけ帰ってきました。いつもと少し違うスタイルで、いつも通りの「GJ部」届けます。ゼロから∞に続く「GJ部」の2年間に花マルを!

そうそう、これこれ。この空気。
違和感皆無というかしっくりくるというか。読んでいて「これこそGJ部だ!」って感じがする。久しぶりなことも忘れるくらい、いつもと同じゆるい空気が流れてた。中等部のメンバーには悪いけど、この空気は元祖メンバーにしか出せないわ。
内容としては卒業前のGJ部最後の数日と、その中で行われる過去の回想。&卒業旅行。回想と旅行は4ページ縛りなし。
回想のハイライトはKBS団発足(KBS=キョロばくはつしろ)。是非とも入団したいと思ったのに……なんという体たらく。志は買うが彼らには覚悟が足りなかった。この本を読んで今一度立ち上がっていただきたい。( ゜∀゜)o彡゜KBS! ( ゜∀゜)o彡゜KBS!
そのKBSを最もしたくなるのが卒業旅行。
同部屋だけならいざ知らず、こ、こ、○○までだと!? 万死に値する。
それはそうとて自分で狙っておいて恥ずかしがる紫音さんが大変可愛らしゅうございました。これだけでご飯三杯はいける!w
次は中等部に戻るのかな。新生高等部も読みたいな。キョロ子とかキョロ子とかキョロ子とか。