問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常ですっ! (角川スニーカー文庫)
「逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人が箱庭に召喚されて数か月。魔王との戦いの裏で行われていたゲーム“黄金盤の謎を追え”“スティムパリデスの硬貨”“箱庭のとある日常”など書下ろしを含む、他二本の短編。さらには箱庭世界を紹介する舞台裏番外編“教えて！白夜叉先生！”の計六本を収録した豪華庫出し本です！」って黒ウサギが説明している間に、問題児様方がまたいなくなりました……お馬鹿様方ああああッ！
また短編集。というより今度こそ正真正銘の短編集。
お値段とか刊行ペースとか諸々の問題はあるだろうけど、前回の中編をこれの最後に付けて、中途半端な本編は次に持っていくのがベターだったかと。
まあ、それはいいとして内容は、
こんな日々もあったなあ（遠い目
平和にギフトゲームやってる姿がもの凄く懐かしい。特に黒ウサギが弄られる姿を何度も読めるのが大変楽しいｗ
箱庭のとある日常
内容：タイトルのまんま
そうそうこのやり取り。問題児たちが問題児らしいと読んでいて楽しい。
最近は状況が状況だけに皆さん真面目だからねえ。
黄金盤の謎を追え
内容：黒ウサギが持ってきたギフトゲームの真意は？
正直ギフトゲームなんてどーでもいいのです。この話の肝は超メイド！！
女性陣総出の中、こういった服になれないので赤面しまくりの飛鳥がNo.1！
膝枕であたふたする飛鳥も見てみたかった。
キャンドルとオムレットとゴーストタウン
内容：ウィル・オ・ウィプス主催のギフトゲーム（収穫祭一週間前）
飛鳥と耀の仲がちょっとよそよそしいのが懐かしい。
でもイタズラの時は息ピッタリなのよねｗ アーシャは気の毒に。
フェイスレスは本編で突然出てきた印象だったけど、ここが初対面か。
異邦人と月ウサギのお茶会
内容：白夜叉が去った直後の黒ウサギ
目をかけてくれた人が居なくなっても、今はこの三人がいる。といういい話……のはず。
結果、どこまでいってもイジラレ役からは逃れられない黒ウサギさんなのでしたｗ
スティムパリデスの硬貨
内容：何故かギフトゲームの邪魔をする問題児たちの目的は？
問題児たちがそれぞれに一対一で戦うのはいつもの構図だけど、全員余裕を持った勝利というのは初めてか？
彼らのチートぶりを再認識するお話。
