いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「“六条” ヒカルが地球にいたころ…… (9)」野村美月(ファミ通文庫)

“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) (ファミ通文庫)
“六条

帆夏と葵の告白に返事ができないまま、夕雨と再会した是光。「わたし、笑い上戸になれた、かな?」朗らかな夕雨にドキドキしつつも、揺らぐ自分の心に戸惑うことに。そんな時、学園にまたもや不穏なメールが飛び交いはじめる。『ヒカルの君を巡る女たちは、赤城是光が虞美人の名のもとに断罪する』――。メールを気にするあまり、ぎくしゃくし、すれ違っていく是光たち。それを嗤うメールの送り主の、真の標的とは……!? 大人気学園ロマンス、第9巻!!


いきなり修羅場からスタートしたり初恋の人・夕雨が帰ってきたり、ヒロイン勢揃いで赤城家押しかけてきたりで、是光が誰を選ぶかが話の中心だった・是光も偉くなったもんだ。爆発しろ。そんなわけでヒカルの約束はお休み(ヒカルから言い出していないのが一応あるが)。
起こる事件を含めて是光には自分の気持ちを整理するいい機会だったのだが、、、奴のやり方が陰湿すぎてイライラが加速度的に溜まっていくんだな、これが。一朱が相手なのは分かっていたからある程度は身構えていても、このストレス。やはり嫌な気分にさせる天才だ。
でも是光なら一発バシッと……え? これで解決? スカッとじゃなくぽかーん。是光人良すぎ。それに一朱、お前もそれでいいのかよ。簡単だな! 
さて、肝心の是光が選んだ一人は……
これは大勝利なのか? 万歳していいのか?
いやいや、本人も言ってるじゃないか。「期待しすぎたらいけない」って。まだ1巻ある。しかもラストがあれだし。
ラスボスだと思っていた一朱が四天王にも入れなさそうな小物だった上に、ラスボスが完全に予想外の人物で唖然。ラスト前でこれなら最後は一人二人死んでもおかしくない勢い。最後がどうなるか気になるが、その道中を読むのが少し怖い。



途中の数名による朝ちゃん押しには笑った。本人が聴いたら激怒じゃすまないぞw