いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「オレを二つ名で呼ばないで!5」逢上央士(このライトノベルがすごい!文庫)

オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! 5 (このライトノベルがすごい! 文庫)
オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! 5 (このライトノベルがすごい! 文庫)

破壊されてしまった学園祭用のセットを連日泊まり込みで作りあげ、お祭り気分で迎えた学園祭。入念な準備を重ねたことで盛り上がりを見せるが、二つ名システムに不具合が発生し、学園生徒の二つ名が入れ替わってしまう現象が発生!?「二つ名体験会」で一時的に二つ名能力を身につけた来場者も巻き込み大混乱状態に!!「ストレンジャー ソレント」誌でのコミック連載もスタートした人気の学園異能力アクション第5弾!巻末には、コミカライズ第一話を丸ごと収録!


ハーレムもので文化祭。さあ交代制デートの時間だ!……って、あれ?
デートなしだって!? しかも、しっかり準備までしていてアクシデントでドタキャンとは、なんという生殺し。
まあ、ベタで行かずに変化を付けてきたのは別にいいのだが、その内容がね。
二つ名のシャッフルってネタはかなり面白そうだったのに、どうしてこんなにあっさり終わらせてしまったんだろう。ルビ考え直すのも大変だろうに。
それ以外にも、二つ名をリセットできる話も出てきたが、新がちょっと悩んだだけで話を掘り下げることもなければ、ミスコンをやると言いつつコンサートをしただけでミスコンっぽさが丸でなしと、異様なほど駆け足。1巻分引っ張った割には非常に薄味の文化祭となった。
もう次の展開に心が移ってしまって、気が急いているような印象を受けた。ハーレムラノベなのに文化祭で羽目を外さないでどうするの。巻末マンガは要らないからもっと話を肉付けしてほしかったなあ。