いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「百錬の覇王と聖約の戦乙女6」鷹山誠一(HJ文庫)

百錬の覇王と聖約の戦乙女 (6) (HJ文庫)
百錬の覇王と聖約の戦乙女6 (HJ文庫)

勇斗の前に突然現れた、神帝シグルドリーファユグドラシル全土に君臨する彼女が幼馴染みの美月と瓜二つであることに驚きながらも、勇斗はお忍び中の彼女を宮殿でもてなすことに。彼女から現代に帰る手がかりを聞き期待を膨らませる勇斗。だがそのとき、宿敵・虎心王ステインソール率いる“雷”の軍勢が襲来! 勇斗は新たな奇策をもって迎撃に挑むが!?


!!?
これは……この展開は全く予想してなかった。これぞまさしく衝撃のラストだ。
前半がハーレムラブコメパートで、後半が戦争パート。安定した面白さだけどマンネリ気味だなあ。なんて思っててすみませんでした!
ちなみにラブコメパートは、前巻の短編集で顔出しした、神帝リーファが本格参戦。
帰るヒントを持っていそうな人物で、かつ想い人の美月にそっくりな容姿の彼女の登場でシリアスな空気になるかと思いきや、全く持っていつも通り。いや、新年会でお酒も入っていつも以上の緩さ。ハーレムコタツ鍋パーティって、なんだそれ。羨ましすぎる(血涙
後半の戦争パートは、最強の敵・ステインソールの復活で過去最大の乱戦。
こちらは展開すぎて忙しない感じが否めない。初めてピンチらしいピンチが来て、珍しく勇斗が慌てる姿もあったのだけど、局面がコロコロ切り替わってあっさり優勢に。
これだとイマイチ盛り上がらない、と思っていたところで最後に爆弾が。このラストなら多少戦いがおざなりでも仕方ない。
最も望んでいたものが最も望まない形で来て、勇斗はどう出る? 続きを早く!



地図の適当さに笑った。まあ、伝わればいいよねw