いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 XVII」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士XVII (MF文庫J)
星刻の竜騎士XVII (MF文庫J)

アンネゲルトに囚われたルクレツィアを救出してから二ヶ月後。騎竜学院は夏休みを迎えていた。魔導結社は相変わらず沈黙を保っている。そんな折、母からの手紙を受け取ったアッシュは、故郷のアルバ村に帰ることを決意。アッシュの母親に会えることを期待してか、多くの仲間たちも同行することに。母・アリーシャとの五年ぶりの再会を喜ぶアッシュ。だが実家には、長らく行方をくらましていた父・アルバーンが待ち受けていた。そして、父は衝撃的な事実をアッシュに告げ―!? 美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー! 今明らかになる、古の血が呼ぶ、宿命の螺旋。


そっちか!
アンネゲルトが「奥の手がある」なんて言うからそれが触手だと思い込んでいたので、完全に虚を突かれた。
しかし、山奥なのに獣タイプではなく、こんなに水々しい魔物が当たり前のようにいる。これが星刻クオリティ!


問題は山積みでも一応前回で一区切りついた今回は「アッシュ里帰りするの巻」
巨乳天然キャラという美味しいポディションの母上が初登場。里帰りに付いてきた女性陣の評価がいきなり胸っていうねw
さらに、失踪していたはずの父も登場。その父の衝撃の告白により、これまで積み重なってきた謎がいくつか明らかになる重要な局面があったり、終わりに敵艦が攻めてきたりとシリアスなシーンはあったが、基本的にはかなりゆるめの空気。
竜王を愛でたり、エーコとあれやこれやしたり、母上のヒロイン力に感心したり、リンダのパル・パーシヴァルをm……おいリンダ、そのスケベ珍龍どうにかしろw 
とにかく正しくラブコメだった。やっぱり空気がゆるい方が面白いんだよね、この作品。
残り3巻。もうこういう雰囲気は望めないかな?