いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 5 ―オンリーセンス・オンライン― 」アロハ座長(富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online5 ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)
Only Sense Online5 ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG――「オンリーセンス・オンライン」
生産ギルド主催イベントがついに開幕する。町中でのMOB掃討戦やPvP大会でみんな浮き足だっているけれど、ユンはひとり、とっておきのアイテム【蘇生薬】の準備をしていた。ミュウも自らのレベル上げに余念がない――前回敗退したレイドクエストへのリベンジに、熱く燃えていたのだ。
そして、OSO史上初の大規模戦闘に向けて、精鋭たちによる多人数パーティが組織された!攻略に向かうユンたちだが、彼らの前にPKギルドの首領・フレインが立ちふさがり――!?


えええええぇぇぇ!!!? ミカヅチって女なの?
言動は完全におっさんじゃん。だからキャラデザに文句言ってたのに。まあ(サブキャラだからどうでも)いいけど(おい



5巻は生産ギルド主催のイベントがついに開催! しかし、前巻から続くPK騒動に加えて、緊急クエストまで起こって大騒ぎに。てか、なんでこのタイミングで緊急クエスト? 運営の嫌がらせか?w
イベントの秘密企画+緊急クエストにPVP大会とPK騒動、レイドクエストとPK騒動(決着)と、どの話も二つの要素を同時進行しているのが今回の特徴なのだけど、一つで二度美味しい……とはなっていない。二つの事をコントロールできていないので、どの話も取っ散らかっている印象。これなら純粋にイベントやレイドクエストを楽しみたかったというのが素直な感想。特にPVP大会や大型のレイドクエストはそれ単体で1巻にしてもよさそうなネタなのに。
それでも、多くにキャラの活躍の場があったのは良かった。レティーアもやーーっと役に立ったしw
中でも目立っていたのはエミリ。これは完全にヒロインポディションに収まったね。ユンと二人で生産系の話している時が一番楽しそうだったり、戦い方がユンに似ていたりと、なかなかお似合い。リアル(学校)でもいい雰囲気でニヤニヤ。
面白くなかったわけではないが、もっと盛り上がるはずのイベントを無駄に消費した様で「もったいない」という印象が強い巻だった。




それにしても、この作品はどうして毎回校正が荒いんだろう。
一部だけ何故か敬語のユンもあれだが、最後の最後にザクロが分身しててワロタw