いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「いでおろーぐ!4」椎田十三(電撃文庫)

いでおろーぐ! (4) (電撃文庫)
いでおろーぐ! (4) (電撃文庫)

「反恋愛活動に夏休みなどない! 我々は反恋愛思想への理解をより一層深め、来るべき全非リア充武装蜂起に向けて訓練を行わなければならぬのだ!!」
期末テストを乗り越えて、ついにやってきた長期休暇。『ダラダラと過ごす夏』の到来に胸を高鳴らせる高砂の思いとはうらはらに、反恋部は領家の発案で海へ合宿に行くことに! なぜかついてきてしまった女児も巻き込んで、夏真っ盛りの海水浴場へ乗り込んだメンバーたちはリア充粉砕の嵐を巻き起こす――!
さらに縁日へ花火大会へ、リア充あるところ反恋部あり !砂浜のスイカゲバ棒で叩き割る、リア充爆発アンチラブコメ第4弾!

続いたー!(万歳三唱) 5巻もでるぞー!(嬉し涙)


打ち切りエンド臭ぷんぷんの3巻の終わりから奇跡?の続刊。今回は夏休み編。
毎度の様に「リア充爆発しろっ!」を声高々に叫びながら、思いっきり夏休みを楽しんでおられました。相変わらず清々しいまでの言動の不一致に笑うしかない。もうリア充よりもラブコメイベントを謳歌することで、リア充に意趣返しをする方向にシフトチェンジした方が良いんじゃないかな?w それでいてその発言には妙に説得力ががあるんだよね。ぼっち論には何度も頷いてしまうし、ナンパ男への口撃は「止めてあげて!」と言いたくなる。
さて、今回ゲストキャラにまで面倒くさい認定された我らがヒロイン薫ちゃんはというと、、、高砂にベタ惚れでチョロイン化してる? 口では拒否してもそれっぽい理由をでっち上げれば何でも許してくれそうな雰囲気。ラッキースケベが何度か起こっているのに、その後気まずくもならずに普通にイチャイチャしてるもんなあ。それにしても、ラブコメ的には普通のことしているのに、なんでこんなにニヤニヤ度高いんだろう。良いキャラだ。
そんなわけで、海で水着にスイカ割り、祭で浴衣に花火と夏のラブコメイベント満喫で笑いもニヤニヤも十分。
ただちょっと気になるのが、他の部員の行動がパターン化されてモブキャラ化してきていること。神明さんの凝り性キャラだけはバリエーションがあったけど、瀬ケ崎はワンパターンであとの二人は空気。サブキャラは大事に。
次回リア充一大イベント「文化祭」。今度は全員でド派手にやらかしてくれると期待している。