いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



BITTER×SWEET BLOOD/CANDY COLORED (電撃文庫 す 8-6)

「BITTERxSWEET BLOOD/CANDY COLORED」周防ツカサ電撃文庫
BITTER×SWEET BLOOD/CANDY COLOR (電撃文庫 す 8-6)

片倉ハルは“吸血鬼”だった。
普通の高校生、森坂玲子は、そんなハルと「血の交わり」を経験してしまう。
玲子は、想い人であるハルとの奇妙な契約を交わしたことに心の動揺を隠せない。しかし、ハルのほうは玲子と男女の関係を意識するどころか、その態度は、以前と全く変化がなく、飄々としたもの。
地味に落ち込む玲子だったが、そんな二人の間に一つの波紋が発生した。
フランスからの留学生、マリア・ドゥ・ケイゼル。
金髪碧眼である彼女の容姿や纏う雰囲気は、どこか浮き世離れをしていて、どこかハルと似ていた……。
妖しい闇が、今宵も訪れる。


1巻にも増して薄味になったなぁ
晴れてハルの彼女になった玲子の日常+ちょっと非日常を追いつつ、ハルの友人?の青木を追って裏社会の仕組みや成り立ちを説明する、といった内容。1巻のようなちょっと官能的なシーンや緊迫したシーンがないので非常に淡白。それにこの巻で進んだ内容って玲子のハルの呼び方が変わっただけの気が(^^;
で、結局この物語はどこに向かおうとしてるんだろう? ラブストーリーと言うにはそういうシーンが少ないし、今のところ何か目的があるわけでも強大な敵がいるわけでもないので、何を主にして書きたいのか何が“売り”なのかイマイチ見えてこない。
次は何かしらの展開求む。