いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第88回センバツ 第10日目

智弁学園(奈良) 2x−1 龍谷大平安(京都)


レフトの後逸で龍谷大平安が先制点、センターの後逸で智弁学園がサヨナラ。
平安サードのファインプレー×2があったり、智弁センターのバックホームがあったり、他の部分では堅い守備で粘り合う緊張感のある試合だったのに、ハイライトで得点シーンだけ見ると残念な感じの試合になってしまうな。





秀岳館(熊本) 2−4 高松商(香川) (延長11回)


打撃のチーム同士の対戦は予想外のロースコアゲーム。
決着は連打長打だったが、4回と6回の高松商の足を使って1点を取りに行く野球が光った。

「六花の勇者archive 1」山形石雄(ダッシュエックス文庫)

六花の勇者 archive1 (ダッシュエックス文庫)
六花の勇者 archive1 (ダッシュエックス文庫)

魔神復活を阻止し、世界を救うために選ばれた六花の勇者たち。高い戦闘力や特殊能力を有す者、聖者として修練を重ねていた者など、その優秀さはお墨付きなのだが、クセ者揃いの彼らが六花の勇者になる前の「日常」は平穏無事とはほど遠く……。
ハンスの謎めいた殺し屋稼業、万天神殿でのモーラやチャモたちの日常、ナッシェタニアに裏で恋人を作るよう画策されるゴルドフの青春、凶魔として生きるフレミーの家族への想い、少年時代のアドレットの夢――など、彼らの本心や素顔には意外な一面があり…?
そして、誰もが祈りを捧げる一輪の聖者とは一体!?
伝説に挑み、謎と戦う「以前」を描く珠玉の短編集!


六花の勇者初の短編集。勇者たちが六花の勇者なる前の素顔が描かれる。
思いっきりシリアスで全編において緊張感のある本編と違い、これといって頭を使うことなく楽な気持ちで読める短編集。
勇者たちの意外にお茶目な一面が見えて楽しい。でも、この人間味を弱点としてテグネウに利用されていたんだと思うと複雑な気分になってくるね。



以下各話毎一言




密偵と猫
内容:ハンスの日常
六花の中では群を抜いて落ち着いた態度から本編でもどこかおっさん臭さを漂わよわせるハンスだけど、私生活は酒に女にとさらにおっさん臭かった。
若い見た目(原作だと割と可愛めでアニメだとにーちゃん風)とのギャップが凄い。





鼠は見ている
内容:神殿で修行していたころのモーラ、ロロノア、チャモの様子
ギャップNo.1は断トツでモーラ。家だと豹変するタイプだったのか。普段の凛々しい姿からは想像できない猫なで声で甘える姿……想像したら有りだな。美人は得である。
ロロノアは良くも悪くもあまり変わらず、チャモは年相応のお子様だった。




策謀と恋の日
内容:ゴルドフ(15歳)に彼女を!
姫バカだとは思っていたが、、、これはほんまもんのバカですね。
中身はこんなに残念な子だったなんて。これでテグネウに対抗するのは無理だ。




凶魔の子
内容:フレミー(13歳)の好きなもの
レミーあざとかわいい。
本編でも語られた幼少期の境遇が掌編になっているだけなので特に目新しさはない。




銅貨
内容:アドレット(9歳)の願い
こんなにも心優しく“弱い”少年だったんだ。
この本当に小さな願いも踏みにじられたのか……テグネウめ。