いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「不公平だから、です」

タツで寝ちゃった(ノ∀`)(恒例)


昼前にラジオのニュースで「60代のタクシー運転手が歩道に突っ込んだ」って言うから、またかと思いながら昼のニュースを見たら事故って弾かれたのがたまたまタクシーだっただけじゃないか。タクシーも悪かったのかもしれないが、タクシーだけの責任じゃないだろう。
まるでタクシーだけが悪いかのようなNHKラジオの報道の仕方に作為的なものを感じて嫌な気分になった(´・ω・`)

「終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #03 枯野瑛(角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

あれから10日が経った。妖精の存在と特性についてはまだ極秘事項のままで、“重<留まる十一番目の獣”を仕留めたのは、フェオドール四位武官が極秘で預かっていた、最新の試作爆弾であるとされた。常識を超えた強さで魔力を熾した黄金妖精ラキシュはいまだ目覚めず、リンゴはもういない。――フェオドールは結論した。きっともう始めてしまうべきなのだろう。世界に敵対する、最初で最後の戦いを。急転直下!新シリーズ第3弾。


意外と平和だ。
と思ってしまうのは大分このシリーズに毒されているんだろう。リンゴがいなくなった直後でラキシュも前世に喰われた状態だから、陽気な気配は一切ないのだけれど。表紙が剣を抱えて泣いているコロンなので、もっときつい内容を想像していた。
その分状況は目まぐるしく劇的に変わっていた。ボロボロの38番浮遊島、迫る妖精兵たちの出撃時期、ついに動き出すフェオドール。
中でも一番の変化はフェオドール。“バレた”ことへの驚きはなかったのに、最後のこれは……。ティアットとフェオドールの戦いそのものが切なくて居た堪れなくなるのに、その後にこんな爆弾を投下していかなくても。自己崩壊の因子が植え付けられたことで、ある意味ヴィレムと同じになった訳だ。そういうのが有っても無くても何の保険にもならない世界ではあるが、あの子たちと真に気持ちを通じ合わせる為には似た立場にするのが一番なのかもしれない。まあ、現状昼ドラの愛憎劇三角関係になっているところからラキシュに引かせる理由に使う辺りが現実的なところだろうか。この場合引く=消滅なんだけど、、、はあ。
あと気になるのは冒頭の戦闘。このナサニアとエルバがラキシュとコロンの前世? とすると妖精内で輪廻してるってことで……この先は考えないでおこう。精神衛生上よくないし、先読みばかりしていてはつまらなくなる。
目に見えた不幸がなかった分、先の不幸を勝手に想像してしまう回だった。ストレートにお涙頂戴な展開の方がスッキリ泣けるていいのかもしれないな。