いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



銀盤カレイドスコープ Vol.7

来たる冬季バンクーバー五輪を見据え、単身ロシアに乗り込んだ“プリンセス・ワンダー”こと桜野タズサ。ガブリーとの秘密の約束を糧に、狙うは世界の頂点だけ。ところが、新たに組んだ有名コーチが予想外の困りモノ。陰険だわ横暴だわ無理難題押し付けるわ、とにかくもうやりたい放題。一体この私を誰だと思って……って、ちょっとリア?なにするのよっ!?


何だこの鼻血ものの百合展開は!



先生!(;´∀`)ノ


リアの可愛さが反則です!フィギュアでの強さよりも凶悪です!!


気を取り直してw


五輪準備編。ガブリーやリアとの親交と新コーチのシゴキがメイン。
というわけで前回(悪い意味ではなく)頑張りすぎた感のあるスケートシーンは、今回はタズサのエキシビジョンの1つだけ。


リアとガブリー相手に普通の女の子だったタズサと悩んで後ろ向きになったタズサ。
タズサらしいタズサがあまり見られなかったのが残念。
しかもタズサが思い悩んでいる時に、ピートのピの字も出てこなかったのがなんだか淋しい。
終盤のタズサ節も尻すぼみで切れ味がなく、ラストで大風呂敷を広げたものの、まだ吹っ切れた感じはないので読後感はイマイチ。作者があとがきで言ってた、本当は載せたかったあと6〜70㌻があればもっとスッキリ終わったんだろうか?個人的には400㌻でも500㌻でも大歓迎なんだけどw
でも最後に自ら逃げ道を絶ったことで、次は前向きで豪快なタズサが見られるだろう。


次こそバンクーバー五輪編。
五輪の結末も気になるけど、何を考えているか分からないリアの本心が明かされるかどうかも気になるところ。
あと、折角カナダなんだからピートが何らかの形で出てくることを期待したい。
あとがきの最後に「1冊で収まるかしら」って言ってるから9巻まであるかも?


噂には聞いていたけど、このあとがきの冒頭は凄いな(^^;
しかもあとがき半ばで突如として入るコミック関係者だけへの謝辞がそれを強調してる。
そんなに酷かったのか、アニメ・・・