いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



SHINO ―シノ― 黒き魂の少女 (富士見ミステリー文庫)

SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女SHINO ―シノ― 黒き魂の少女

上月 雨音
富士見書房 2006-02-10

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夕方になると僕のアパートのドアをノックも無しに開け、当然のように無言で部屋に上がり込む彼女――支倉志乃ちゃん。彼女は小学五年生。僕は大学一年だけど、志乃ちゃんとは幼なじみなのだ。彼女はグリンピースが嫌いなこと以外、おとなしくて全く手のかからない良い子だ。だけど、僕には一つだけ心配な事がある。志乃ちゃんは猟奇的な事件や怪事件にだけ異常に興味を示すのだ。僕は、志乃ちゃんにはワガママでもいいから普通の小学生で居て欲しいのに。けれど、そんな僕の気持ちとは関係無く、彼女は一人で危ない事件の謎に近づいていたんだ……。
大学生の僕とクールな小学生の志乃ちゃんが贈る純愛系ミステリー、登場。


純愛系!?どの辺が?先輩→“僕”は純愛と言えないこともないかもしれないけど、メインはシノちゃんד僕”だしなぁ。
純愛系ミステリーっていうよりサイコサスペンス。
それでも暗く重くなり過ぎないのは“僕”の優しさの賜物か、シノちゃんのかわいさゆえか
富士見ミステリーのミステリー物(一応)としては珍しく面白かった。
但し、「吸血-Dracula Syndrome-」の話は妄想力想像力がたくましく、かつ血が苦手な人にはオススメできない。
気持ち悪くなった人がここに一人σ( ̄∇ ̄;)