いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



桜乃きらほの夏色救急箱 (MF文庫J)

桜乃きらほの夏色救急箱月見草平MF文庫J
オンライン書店ビーケーワン:桜乃きらほの夏色救急箱

終業式から解放され、待ちに待った夏休みに突入した桜乃きらほ。しかし今日はバイトの日、向かう先はいつもの白川医院だ。足取りの重いきらほだったが、雇い主である朝永の「よし、では海に行くか」という思いがけない言葉に大喜び。委員長と鞠菜も一緒に水着持参で意気揚々と朝永の別荘に乗り込んだきらほだったが、そこで待っていたのはとんでもない「お仕事」だった……。どこかで見たことのある風景、いるはずのない少年の姿。きらほの不思議な夏休みが今、幕を開ける――。天才魔法医・朝永の日常を描いた短編も収録! ハートフルファンタジー第3弾!


!!?


これで終わり?
どう見ても打ち切りです。本当にありがとうございました。
うゎ〜ん。・゚・(つД`)・゚・。



各話のあらすじと一言感想
◇智子と鞠菜
智子と鞠菜の物理部部室での一コマ。
こういう親交の深め方っていいな〜・・・あんまり女の子同士らしいやり方ではないけどw


◇ドクター朝永の華麗なる半日
ナースきらほに毒されたドクター朝永のまったく華麗ではない半日
普段冷徹な朝永の印象と子猫を拾うという行為のギャップがなんとも微笑ましい。ネーミングセンスも最高w


◇桜乃きらほの夏休み
夏休みに朝永の伊豆の別荘へ
思いがけない人物と出会ってしまい揺れ動くきらほの心情と朝永の優しさ。吹っ切れた後のきらほの明るさと強さ。きらほの魅力がぎっしり詰まったようないい話だった。あと鞠菜の暴走ぶり(特に酒乱が)がツボ。


これできらほは過去の思いに区切りを付けられ朝永の父親のことも少しわかり、さあこれから!って感じだったのにあとがきで一気に意気消沈。爽快な読後感だったのに・・・
この巻自体はきれいにまとまってるし確かに一つの大きな区切りではあるとは思うけど、これでは大風呂敷を広げたところで終わりって言われた感じだ。オカルトと医療の掛け合わせは奇抜すぎたんだろうか?何でもありなのがラノベのいいところなのに・・・