いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~ (GA文庫)

ナハトイェーガー涼元悠一GA文庫
オンライン書店ビーケーワン:ナハトイェーガー

「わたしを愛でてくださるかしら?」
女子高生・白河恵那の前に突然あらわれた白金色の髪の少女。「フレイヤ」と名のったその美少女は、菩提樹荘と呼ばれる洋館の主だった――。
「わたしをお食べになりたいのなら、夜まで待ってくださるかしら。ここでは、恥ずかしいわ」
「そういうのじゃなくてっ……」
ふつうの高校生活を楽しんでいた恵那の日常はフレイヤの出現で一変。さまざまな怪事件とともに恵那は混沌の渦へと巻き込まれていく。そんなある日、謎めいた黒髪の少女、早花月這子が恵那のクラスへ――。
 名匠・涼元悠一が描く、妖しくも艶やかな、『時の螺旋』の物語。


第一幕はよかった。フレイヤの醸し出す艶かしく少し厳かな雰囲気がたまらない。
でも第二幕は微妙。過剰にコミカルにしてしまったために第一幕とのギャップについていけない。コミカルにするのはいいけど第一幕の雰囲気を壊さない程度にして欲しかった。他にも第二幕は、何の前触れもなく時が戻る展開についていくのが大変だったし、どう拡大解釈しても結末と合致しない言動があるように思える。
続きがでそうな終わり方だったので、次は艶かしく厳かな雰囲気を希望。