いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



TOY JOY POP (HJ文庫)

TOY JOY POP浅井ラボ(HJ文庫)
オンライン書店ビーケーワン:TOY JOY POP

福沢礼一は退屈だった。世界には流言飛語が溢れてる。曰く「現世は神の怒りにより、間もなく滅びる」。曰く「手足をボキボキに折る関節ババアがいる」。などなど。でも、現実に福沢の周りには何も起こりはしない。山崎椎菜は問う。「フク、そろそろ死ねば?」「言葉って暴力だよね」。ただひたすらに駄弁るだけの5人の男女。彼らの中で周囲で暴走する、通常で異常なミステリー・シンキングタイム。青春は時として軽やかに迷走する。

アブノーマルな人達の日常。


一言で言うとカオス。
この話、どう楽しんでいいのか分からない。フクとザキさんの証明の討論はそれなりに面白かったけど、それ以外面白いところは見出せなかった。どちらかというと不愉快な場面の方が多い。ラストも中途半端。あれならいっそのことバッドエンドの方がスッキリしたのに。
元々400頁オーバーの分厚い本だけどそれ以上に長く感じた。面白ければ400頁だろうが500頁だろうが全然気にならないんだけど・・・