いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



廃墟ホテルへようこそ。 (GA文庫)

廃墟ホテルへようこそ。」松殿理央(GA文庫
オンライン書店ビーケーワン:廃墟ホテルへようこそ。

夜ごとマンドラゴラが鳴き、狼男が吠える廃墟ホテルにきゃろる、引っ越してきちゃいました〜♥
高校入学をひかえた鈴ノ音きゃろるは、郊外の超格安物件に住むことになった。しかし、そこは魔族たちの住む廃墟を模したあやしいホテルだった!
そんなことはまったく気にせず、あこがれの一人暮らしに心浮かれるばかりのきゃろる。だが、彼女には本人も知らない大変な秘密があったのだ!
ツインテールがキュートなきゃろると、ゴスロリ好きのオーナー、生き血がキライなドラキュラ、美青年だがおバカな狼男、男気のあるミイラ漢(おとこ)などなど、モンスターのゴッタ煮ホテルで繰り広げられるフェロモンコメディ、ついに開幕!

天然のきゃろるとおバカな男達が織り成すドタバタコメディ


これは素晴らしいバカ小説。
出てくる男性キャラが全員おバカ&ロリコンでどいつもこいつもキャラが濃い。それとヒロインきゃろるの天然キャラ組み合わせが絶妙。ホテルの住人のきゃろるのちょっと天然の言動に振り回される姿が面白く、逆にきゃろるを異常なまでに愛でる姿にキャロルがひくことなく対応するから男どものアホらしさが際立って面白い。それに無駄にエロくないのも好印象。
話のテンポもいいし、こういう乗りの話大好きだ。