いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



かのこん〈4〉オトメたちのヒミツ (MF文庫J)

かのこん 4西野かつみMF文庫J
オンライン書店ビーケーワン:かのこん 4

一見普通の高校である薫風高校には秘密がある。人間に混じって妖怪が通っているのだ。そこに通う小山田耕太は、超積極的な先輩彼女・源ちずるといちゃいちゃラブラブの毎日を過ごしている。そんな薫風高校の日常を、ちずるに負けじと耕太に積極的にせまる少女・犹守望(狼の妖怪)、耕太のクラスの委員長で、口うるさくしながらも色々と世話を焼く少女・朝比奈あかね、先輩だが大人しい性格と幼い容姿の少女・長ヶ部澪(かえるの妖怪)の3人の少女を通して描くシリーズ初の短編集。気になるあの娘には秘密がいっぱい! の第4巻です。

それぞれメインを代えての1〜3月の三話の短編集。まぁ幕間でいちゃついてる耕太とちずるの方がインパクトが強いわけですがw
どれもサブキャラたちの番外編というよりは次への伏線をいくつか含んだ“つなぎ”のような話だった。


各話毎
◇一月 はるかかなたへの遠吠え
犹守望の日常をクラスメイトの視線で追った話
望の奇行よりもそれを追っかけてたクラスメイトの方がキャラが濃い。
そんなことより“乳”と“胸”って文字が多すぎだって。偽装建乳てw


◇二月 いたち王子とかえる姫
バレンタインでの出来事と桐山と澪の出合いの思い出話
うーん、普通というかありがちというか。でも冒頭の耕太、ちずる、望の馬鹿甘やり取りは面白い。


◇三月 こんこんこん、なホワイトデー狂詩曲
好きな女の子にチョコ(義理)を貰って舞い上がっているたゆらの苦悩
感想はただ一言 バカすぎるwww
たゆらも耕太も方向性は違えど思考回路がおかしいとしか思えない。ツッコミどころ満載。