いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



きゅーきゅーキュート!5(MF文庫J)

きゅーきゅーキュート!5」野村けんじ(MF文庫J
【MF文庫J】きゅーきゅーキュート!5 (MF文庫 J の 2-12)

夏休みが明けて一週間、春日理刀の能力値測定の結果はやっぱり99だった。しかし学院に突然やってきた謎の女性によって、理刀は「特別クラス」に編入させられてしまう。そこにいたのは眠りっぱなしの不思議な女の子で――。一方のキュートは「浮遊島」での一件以来、理刀のことが気になって仕方がない。この気持ちをどう理刀に伝えようかと思い悩む日々の中、学院にて「妖精捕獲大会」が実施される。妖精の中には恋の願いをかなえてくれるものがいるらしいという噂に、キュートがスイートが巴が黒媛が火花を散らす!! はたしてキュートの想いは理刀に届くのか!?


ちょっネコミミ
素晴らしい!素晴らしすぎる!! ネコミミにする必然性が全くないところを含めて素晴らしいw この話だけマンガで見たいな。
というわけで、今回はネコの耳と尻尾を付けて妖精探しをするというメルヘンチックなお話。シチュエーションは素晴らしく、ネコミミキュートやネコミミ黒媛が動き回っている姿を想像するとニヤニヤしてしまうのだが、内容的には微妙。プロローグで結末を臭わせすぎた気がする。そのせいで妖精集めよりも周りの人の動きの方が気になってしまって、折角のおバカで楽しいシチュエーションが楽しみきれなかった。中でも毒舌丸が漂わせていた悲壮感は雰囲気ぶち壊しだった・・・もったいない。ラブコメとして見ても、思い悩むキュートは確かに可愛らしかったが、肝心の理刀と女の子達の絡みがほとんどなかったのが少し味気なかった。
この終わり方だと次は理刀が奮闘する話になるのかな。折角のハーレムラブコメなんだからもっと理刀と女の子達の絡みを!