いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



図書館革命

「図書館革命」有川浩メディアワークス
図書館革命

年始、原子力発電所を襲った国際テロ。それが図書隊史上最大の作戦(ザ・ロンゲスト・デイ)の始まりだった――
ついにメディア良化法が最大の禁忌に手をかける!? 図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか!? 手詰まった状況を打破する一手を放ったのは、――何とタスクフォースの山猿ヒロイン!
図書館戦争』シリーズ第4弾にして完結巻、これをもっていよいよ閉幕! 果たして、幕は無事に下りるのか――!


どいつもこいつもちゅっちゅちゅっちゅしやがってちくしょー


メインテーマの対良化法、対良化特務機関は一人の作家を巡る攻防。途中までは事が上手く運びすぎで淡白な印象を受けたけど、最後はしっかり魅せてくれた。う〜ん、流石。
これだけでも読んでいて楽しいが、それ以上に楽しいのがその攻防の中で見える人間ドラマ。というかメロドラマかw
誰がどう見てもバカップルの堂上×郁、男の手塚の反応がかわいくてしょうがない手塚×柴崎、お互いへの優しさと必死さが伝わってくる小牧×毬江。どれを読んでもニヤニヤが止まらない。他にも玄田×折口のやりとりや当麻(作家)家や稲嶺顧問の家族愛など心温まるものもあるし、エピローグも大団円で読後感は最高!
これにて完結か。まだまだこの人たちのドラマを見たい気もするけど、とりあえず、、、
たくさんのドキドキとニヤニヤをありがとうございましたm(_ _)m