いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~ 特装版: 両手の花には棘がある、の巻 (ルルル文庫)

「プリンセスハーツ 〜両手の花には棘がある、の巻〜」高殿円ルルル文庫
プリンセスハーツ 両手の花には棘がある、の巻 (小学館ルルル文庫)

ルシードが北へ遠征中、ロ・アンジェリー城の大公妃ジルのもとへ、愛妾選考会で選ばれた美しい伯爵令嬢オルプリーヌが花嫁行列をなしてやってきた! 突然の事態にジルを除いて城は大混乱。そんななか凱旋してきたルシードは、自分の愛妾の出現に驚愕! ますます大混乱の王宮で、オルプリーヌが意味あり気な行動を…!? マシアスの意外な過去も明かされる! 華の王宮で、恋と野望は止まらない!


本書の70%“嫉妬”で出来ています(たぶん
愛と謀略の王宮ファンタジー第2弾は愛:謀略=1:1の割合だった一巻に比べてかなり愛寄りの印象。
ツン同士のある意味似たもの夫婦のやきもちの焼きあいは双方(特にジル)が可愛く見えて初めのうちは微笑ましいのだけど、徐々に敵の姿が見えてくる後半は二人の見事なまでのすれ違いにヤキモキしっぱなし。
そして片方がとんでもない状況に追い込まれたところで―つづく―の文字が・・・って、ちょっ、つづくのかい! なんという生殺し。この引きは凶悪すぎる。
とにかく続きを! はやく続きを!!