いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)

「せまるニック・オブ・タイム」賀東招二富士見ファンタジア文庫
せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)

宗介の操縦する新型AS〈レーバテイン〉の活躍により、ニケーロでの戦闘に勝利した〈デ・ダナン〉のクルーたちは、各地に散らばる〈ミスリル〉のメンバーを救出し戦力回復に努めていた――
それと並行して、テッサはとある情報の入手を急がせる。〈アマルガム〉の脅威が去らぬ危機的状況のなかにあって、彼女がそこまで執着するその内容とは?
いま、現代の技術水準をはるかに超える〈ブラック・テクノロジー〉をもたらした〈ウィスパード〉の真実が明らかにされる!! 彼らが誕生した秘密を探るうちに浮かび上がる“世界を変えてしまった事件”の封印された記憶……宗介たちが“はじましの地”で最大の謎にせまる!!

ものの見事に打ちのめされて言葉が出てきません。とりあえず言える事は・・・


やっぱり賀東先生の辞書には「容赦」という文字はない模様です。


400ページ超の大ボリュームを全く感じさせない怒涛の展開に物語にのめり込みっぱなし。見せ場、山場の連続に、驚愕の事実とそれから導き出される答えに、宗介たちをいじめ抜く容赦のない展開にボッコボコにされました。
このままでは立ち直れません。続きを! 早く続きを!!


次でクライマックス。でもあとがきのあの書き方だと上下巻になりそうかな。いっそのこと「終わりのクロニクル」みたいにしてくれてもいいけどw



以下激しくネタバレなつぶやき


クルツー。・゚・(つД`)・゚・。
男性キャラでは一番好きなキャラだったのに・・・
まあ、初めのアレに始まって、宗介との会話、敵の正体が判った時のつぶやきと死亡フラグ立ちまくりだったから、嫌な予感はしてたんだけど。でもまだ死体は誰も確認してないから、もしかしたらってことも・・・ないような気がする・・・
最後は誰が死ぬんだろう? というか何人生き残れるんだろう? アマルガム側の全滅はもちろんのこと、ミスリル側も宗介しか残らないんじゃないかという気がしてきた。