いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



渚フォルテッシモ3 (MF文庫J)

渚フォルテッシモ3」城崎火也MF文庫J
渚フォルテッシモ3 (MF文庫 J き 2-3)

UMA大好きな高校生、山ノ上大地は、学校のアイドルであり人魚と人間のハーフ・麻生渚とともに浜森の町に出現する魔物と戦っている。夏の下着泥棒騒ぎののち、浜森高校に発足したUMA同好会。メンバーは大地と渚、美人生徒会長の空美と相棒の香流、大地の友達の光輝に高校生小説家・朱里。秋の文化祭に向けてさっそく活動開始するメンバーだったが、町外れの山奥にある祠について不思議な依頼が舞い込んだ。調査を兼ねた合宿がはじまる! 女の子たちと一夜を過ごすなんて初めての大地はドキドキ……なんてことはなく、UMAのことしか考えていないけれど!? そんな大地に渚はヤキモキ!?大人気人魚姫ラブコメディ第三弾登場!


ツンデレ分もラーメン分も足りない!
朱里が頑張ったり、強力天然キャラの渚ママの登場で渚の影がちょっと薄いのが原因か。朱里の頑張りに渚がもっと激しくに嫉妬してくれればいつも通りになったかもしれないが案外穏やかだったし、妙に食欲をそそるラーメン描写も影を潜めてしまった(ラーメン自体は出てきたけど)。
この作品でツンデレもラーメンもなければ、言葉は悪いけど可もなく不可もない普通のラブコメ。えらく薄味な話だった。やっぱり渚あっての作品だということを実感した。