いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



戦う司書と追想の魔女 (戦う司書シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書追想の魔女」山形石雄スーパーダッシュ文庫
戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

武装司書に正義を取り戻す」――裏切りの容疑をかけられながら堂々と宣言した武装司書・ヴォルケンはその裁判の当日、一人の女とともに姿を消す・館長代行ハミュッツは自ら追撃に出るがその向かう未来に待っていたのは最強の武装司書の彼女を追いつめる難敵だった。そして暗躍する神溺教団たち――幾多の想いと偶然が『本』によって交わり、運命は予想できない方向へ動きはじめる!


うをっ、そうくるか!
ヴォルケンの行く末とか武装司書の暗部とか、誰でも予想できる事にはあっさりと答えを出して、全く違うところで驚かされるとは。先の展開が全く読めないのもこの作品の魅力の一つだ。
それにしても時々キャラに「命の大切さ」語らせる割にはゲストキャラは殺すことには躊躇がないな(^^; ヴォルケンみたいな正義を貫く真っ直ぐなキャラは少年漫画だと普通は主人公なのだが・・・
予想外で驚かされたオロビアの“答え”によって神溺教団が○○○○な感じなので、次は話が大きく動きそうな予感。でも、どうなるかは全然読めない。