いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



レヴィアタンの恋人 2 (2) (ガガガ文庫 い 2-2)

レヴィアタンの恋人 ?」犬村小六ガガガ文庫
レヴィアタンの恋人 2 (2) (ガガガ文庫 い 2-2) (ガガガ文庫 い 2-2)

ユーキら特進種の活躍により、調布新町が絶望の淵から救われて3か月半が経った。平穏なときを取り戻し、近隣の共同体からの物見客も迎えた「星夕祭」でにぎわいをみせる人々。そしてその陰に隠れ、突如現れた鬼道衆たち。厭力を用いて幻戯を行う彼らの狙いは――ユーキの捕縛。調布新町町長の高比良啓十は、隅田川沿いに広がる大規模共同体白河コロニーの企てと見当をつけ、八王子を始めとする共同体に援軍を求める。それぞれの想いを孕み、戦端は新宿で開かれようとしていた……。幻想と退廃の戦記、新章「白河編」開幕!


ちょっ、ここで切るのか。戦争突入直前でぶった切るとはなんて狡猾な!w
ストーリーは前回同様、現在と過去を並行に進める形。今のところなかなかリンクして来ないが、2つの話がどう絡み合っていくのか、一番いいところで切られた現在の内容と共に続きが気になる。
そして今回この作品の楽しみ方が分かった。そうユーキを愛でればいいのだ! というのもユーキさんが完全にツンデレしてくださいましたのですよw 前回からその気はあったけど恋愛とは程遠いところで展開してたからなぁ。
過去も現在もユーキの可愛さ目白押し。特に現在のユーキとタマの痴話喧嘩&それを見守る静(新キャラ、飄々として捕えどころのない女性)の図が可愛いし面白いしでニヤニヤが止まらない。
今回はユーキ以外も戦闘シーンも血生臭くなく、慣れたのか無駄に難しい漢字を使う文体もさほど読みにくさも感じずに普通に楽しめた。が、あとがきに不吉な文字が・・・次は大半読み飛ばしか?(^^;