いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



センバツ 1日目

第1試合
駒大岩見沢(北海道) 2−3 成章(愛知)


外角の変化球が中心の駒大岩見沢板木と内角のストレートで強気で攻める成章小川の対照的なスタイルの投手の投げ合いで僅差の試合になった。しかし、悪い意味で開幕戦らしい試合になってしまった感がある。四球、エラー、走塁ミス、バントミス、両チーム共に固さの見えるプレーが目立った。
結局、チャンスでの決定力の差が勝敗に繋がったが、打力の差というよりはコントロールが良く攻める姿勢も見せた成章小川に対し、四球が多く野手のリズムが作れなかった駒大岩見沢板木の差が出たという印象。



第2試合
東北(宮城) 2−3 北大津(滋賀)


中盤までは東北ペース。スライダー中心の北大津河合を上手く捕らえ4回5回に1点ずつ入れて2点リード。
流れが変わったのは7回表2死から。それまで緩急を上手く使い北大津打線を抑えてきた東北萩野が突如コントロールを乱し、2つの四死球とヒットで1点差。萩野は8回も調子が戻らずエラーも絡んで2点入り北大津が逆転。
北大津河合はスライダーの切れは素晴らしかったが、ストレートのコントロールがイマイチ。そのためにスライダーに頼りすぎな面が見られた。それでも東北打線を2点に抑えるのだから力は一級品。ストレートのコントロールが良くなればもっと投球の幅が広がるはず。
東北萩野は7回途中まではストレート、変化球共に切れが良く配球も完璧だったが、7回のまるで電池切れしたかのような急な乱調が不可解。肩か肘かどこか体に変調があったのだろうか?



第3試合
安房(千葉) 2−0 城北(熊本)


速球派の城北村方、変化球中心の安房佐野、タイプこそ違うもののコントロールの良い両投手を中心とした守り合いで8回まで両チーム0行進。
試合が動いたのは最終回。安房が9回表2アウトから脅威の集中力で3連打で一気に2点先制。対する城北もその裏にチャンスを作るも結局ホームを踏めずに試合終了。城北は8回まで若干押し気味だったが、4回以降毎回ランナーを出し確実なバントで4回得点圏にランナーを進めながら後一本が出なかったのが痛かった。
安房佐野は緩急を上手く使い低めを丁寧に付くピッチング。そして何よりピンチになっても動じない精神力が光った。城北村方は8回まで被安打3と佐野以上の出来。打たれた9回も決して悪くなかったが、高めのボール球を打たれてしまってはバッターを誉めるしかない。
引き締まった好ゲームだった。