いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



リリスにおまかせ!〈2〉 (電撃文庫)

リリスにおまかせ!2」麻宮楓(電撃文庫
リリスにおまかせ! 2 (2) (電撃文庫 あ 25-2)

わたしがお仕えするサタン様は類い希な美貌の持ち主だ。でも『魔王』としての本来の力を失った今の外見は十歳くらいにしか見えない。サタン様が一人での着替えが覚束ないのも、転んでパンツ丸見えで涙目になってしまうのも、全て世界を統べる力を失っているからなのだ。
そして、わたしたちが通う晴嵐高校の『ぶんかさい』でメイド喫茶を催すことが決まった。クラスの雰囲気も浮かれ気味でたくさんの悪意を集めるチャンスである。サタン様も復活の興奮を隠しきれないご様子だ。そんな時、わたしがオトすべき愛沢悟の身にとんでもないことが──。
ちょっぴりHなうっかりラブコメ、第二弾♡

これラブコメか?


章毎に随分と出来不出来が激しいなぁ(^^;
第一章:○、第二章:△、第三章:◎、第四章:× と、こんな感じ。
第二章は新キャラのベリアルのバカさを楽しめるかどうかで評価が分かれるんだろうけど、個人的にはイマイチ楽しめなかった。
相変わらずリリスのズレっぷりが面白い。・・・が、残念ながらそれを堪能できる時間が少ない。前半はベリアルがリリスの出番を食い、ようやくリリスが天然ぶりが本調子になってきたと思ったら戦闘に突入。あ〜あ、やっぱり戦っちゃうんだ。愛沢の喧嘩はともかくリリスとカチューシャのマジ戦闘は完全に浮いてる。
文化祭やミスコンなどテンプレートなイベントでも、余分なことしないで、ただリリス視点で書いてくれればそれだけで面白かったと思うのだけど。実際、普通に文化祭を楽しんでいる第三章は面白いのだし。
電撃MAGAZINEに載ってた短編が面白かったから2巻も買ったけど、今後もこの路線なら切りかな。