いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



放課後の魔術師 (2)シャットダウン・クライシス (角川スニーカー文庫)

放課後の魔術師(2) シャットダウン・クライシス」土屋つかさ角川スニーカー文庫
放課後の魔術師  (2)シャットダウン・クライシス (角川スニーカー文庫)

同い年の教師・秋津安芸に論理魔術を教わることになり、一緒に居る時間が増えて喜ぶ播機遙。しかし、乙女心は鈍感男に通じず、関係は相変わらず微妙なままだった。そんな日常を壊すかのように、《鴉》が学園のシステム“ジェシカ”にハッキングをしかけて乗っ取り、遙を含めた全校生徒を人質にしてしまう。論理魔術の根幹を揺るがす要求を突きつける《鴉》に対し、彼女の身を案じる安芸は、魔術と知力を尽くして救出に向かう!


仄香の出番が減ってて泣いた。それでなくても顔は出さないのにこれでは存在感が・・・。
存在感といえば、香音は長門のようなキャラで人気が出そうなのにどうも存在感薄いよな。
今回はやってることは1巻とあまり変わらなかったけど、その代わり短い間に一杯伏線を詰め込んだなぁという印象。次からの楽しみは増えたが、その分キャラの心理描写やアクションシーンなどは1巻の方が丁寧だったような気がする。
そんな中で安芸と遙の息の合ったやり取りが印象的。何故か伝わるアイコンタクトや予告なしの暗号に通じ合ってるものを感じられて、緊迫感のあるシーンなのにニヤリとしてしまう。これでもう少し安芸が精神的に大人ならニヤニヤ度が上がるんだけど。
物語が動き出した感があって良かったけど、キャラ的には少し物足りなかったかな。