いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



オウガにズームUP!2 (MF文庫J)

「オウガにズームUP!2」穂史賀雅也MF文庫J
オウガにズームUP!2 (MF文庫 J ほ 1-5)

ユージが朝起きると、ベッドの中にククルがいた。壁に「さむい」と書いた紙が貼ってある。昨日は暑かったのでクーラーを付けて寝たのだが、ククルには寒いらしい……。相変わらず微妙な平行線を続けるユージとククルの新婚?生活。そんなある日曜日、クルルと駅前にでかけたユージは、本屋さんでクラスメイトの宮内さんと偶然会う。宮内さんは学校ではクールな美少女のはずなのに、今日はなぜかジャージに分厚いメガネでボサボサのひっつめ髪という格好で……むむむ??? ほんわか穂史賀わーるど2巻、ユージのクラスメイトたちもひとクセ見せ始める!?


やっぱりいいわ〜、このほんわか感。
新婚夫婦がそれぞれに浮気?な2巻。といっても、片方は自覚0でもう片方は拗ねただけだけど。
なんだかんだでククルのことを一番に考えているユージも、ちょくちょくに拗ねながらもユージのことを全面的に信頼しているククルも、どちらも可愛くて微笑ましい。この夫婦、会ってからそれほど時間も経ってないしそれほど結びつきも強そうには見えないのだけど、不思議と安心感があるんだよなぁ。
もう一つの見所は宮内さん。
意外な設定と1巻の印象からは想像できない内面。その恋する乙女ぶりが可愛いこと可愛いこと。メインの二人がどこかずれてるから、こういう真っ当なラブコメ要員がいるとそれだけで楽しい。
今回も面白かった。このシリーズ大好き。
最後のこれは大荒れフラグか、はたまたハーレムフラグか? どちらにしろ次が楽しみ。