いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



よくわかる現代魔法 6 Firefox! (スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法6 Firefox!」桜坂洋スーパーダッシュ文庫
よくわかる現代魔法 6 (6) (集英社スーパーダッシュ文庫 さ 5-8)

大魔女ジギタリスとの激闘に勝利し、ようやく日常が戻ってきた。こよみも命がけの戦いを経て、魔法使いとしてめざましい成長を……したりはせず、あいかわらずのドジでのんびりした日々を過ごしていた。そのこよみ達の元に、ナゾの魔法生物・Firefoxが現れる。正体不明で意思疎通も不可能な魔法生物だが、なぜかこよみには懐いてしまい、いつも一緒。しかも、Firefoxちゃんと一緒だと、こよみにも魔法が使えるのだ! あこがれの魔法使いライフ(かわいい使い魔つき)が始まる!


嘉穂の口調が懐かしくて心地いいなぁw
記憶に新しいのが1巻だからかもしれないが、このみの確かな成長を感じる再始動だった。ドジで甘々なところはそのままだけど、自発的に魔法をやってみようとする姿や窮地を一人で何とかする姿は初期では考えられない。
結果的に不可抗力ながら引きこしてしまった事件はとんでもないものだったけど。
これはこよみが自分の力を制御できるようになったら世界最強世界最凶の魔法使いと言うことですね。
人がたらいに変わっていく姿を想像すると凄いシュール。ただ、とんでもない事件のはずなのに怖さがない。この緊張感の無さは流石このみ、流石たらい。というか、あの場面でたらいに色つけて笑わせないで下さいw
久々なのにカオスな始まりに少々面食らったが、中身はちゃんと面白かった。
ただね・・・
先生、これはエピローグではありません。この先にあるものがエピローグです。