いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



カンピオーネ! 3 はじまりの物語 (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! III はじまりの物語」丈月城スーパーダッシュ文庫
カンピオーネ! 3 (3) (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-3)

草薙護堂は祖父の友人を訪ねるため、イタリア・サルデーニャに来ていた。その地で不思議な少年と出会い、友誼をはぐくむ護堂。だが、そこに現れた魔術師を名乗る少女・エリカとの出会いによって「神」にまつわる事件に巻き込まれることに…。草薙護堂は如何にして神を殺し、魔王となったのか。そのはじまりの物語が遂に明かされる!!


ああ、この頃のエリカもいいなぁ。
現在の護堂を掌の上で転がすいい女なエリカと違い、護堂と出合ったばかりの頃は普通に高飛車なお嬢様。
前半はツン成分がだいぶ多めだけど、ちょっとやそっとじゃ動じない肝が据わった様子はやっぱりエリカ。凛々しい。逆に後半、神々の争いに巻き込まれてから段々とデレてくる様子は年相応の少女らしい。可愛い。
それにしても初めから仲良いな。本人達は否定しそうだけどw
物語の肝である護堂初の神殺しは・・・
説明過多気味なのはいつも通りだったが、吠える護堂はカッコよかったし、盛り上がっていて良かった。なのに何故か最後の決着だけサラッと流されてしまったのが残念。肩透かしを食らった気分。
ところでこの話、機上で護堂が祐理に語った設定だったよね。飲み比べとか同衾も喋ったのか? 烈火のごとく怒られそうだが(^^;
とにかく、エリカの出番が多くて満足な一冊だった。次は猫帽のあの娘と再戦?