いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



センバツ 第7日

第一試合
清峰(長崎) 1−0 福知山成美(京都)


評判の好投手同士の対戦は期待通りの息詰まる投手戦に。
勝敗を分けたのはバント。
清峰は唯一の長打をバント×2できっちり得点にする勝負強さを見せた。一方の福知山成美は、清峰の倍のヒットを打ち再三ランナーは出したもののバントが決まらない。清峰今村のバントをさせない高めのストレートとスライダーのキレは確かに凄かったが、流石にあれだけミスを連発すると下手と言わざるを得ない。1つ2つまともに決まっていれば違う結果になったかもしれない。
今村は毎回のようにランナーは許すものの、ピンチになると力を入れて三振で切り抜けるピッチングで被安打8ながら2試合連続完封勝利。



第二試合
開星(島根) 3−4 箕島(和歌山)(延長11回)


神宮大会優勝校を破った開星はどこに?
前半はお互いにエラーを連発し流れを譲り合う展開。後半は開星の春木が6〜9回を箕島打線をパーフェクトに抑え、開星が流れを掴みかけたが7,8回の勝ち越しのチャンスを逃したことで、流れが箕島に。結局延長11回、久々のランナーをポテンヒットというラッキーな形でホームに帰した箕島が勝利。
両投手ともヒットは打たれるも無駄な四死球は出さない持ち味を出したピッチングが出来ていたが、共に味方に足を引っ張られ締まらない試合になってしまった。



第三試合
PL学園(大阪) 1−2  南陽工(山口) (延長10回)


唖然。言葉は悪いが詐欺みたいなゲームだった。
1回から9回までずっとPLが攻勢。ところが後一本が出ずなかなか点が入らない。それでもその内PLが点を取るだろうと誰もが思っていたはず・・・。しかし、ついに点は入らず延長へ。
PLがあれだけチャンスを逃し続ければ、相手に流れが行くのが当然。それに大記録が成立しなかった中野の気落ちあったのか、10回に南陽工がついに初ヒット。するとそれまで打てなかったのが嘘のように一気にたたみ掛け、4安打を集中させ2点を取り、勝負あり。
南陽工の先発岩本は毎回のようにピンチを背負うものの粘りのピッチングでまさかの9回まで0行進。要所のフォークが冴え渡った。
中野は初戦同様に低め、コーナーを丁寧に投げ分ける完璧な投球で死球一つだけで9回までノーヒットピッチング。9回までに1点でも取れていれば・・・。中野にとってもチームメイトにとっても悔やんでも悔やみきれない敗戦となってしまった。