いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (3)」伏見つかさ電撃文庫
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)

俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。まあ、小説の作法云々にサッパリな俺にとっては、どっちもどっちだと思うんだが……。
その上、何を間違ったのか、桐乃の好き勝手に書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。
というわけで、何事にも全力な桐乃が、今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった──!? って桐乃! さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ!!


もうタイトルは「俺の幼馴染みがこんなに可愛いわけがない」にしよう!w
地味幼馴染み麻奈美が可愛すぎる。
信頼してるし側に居てくれて嬉しいけど女として意識してもらえない、そんな幼馴染みならでは距離感と麻奈美の少し天然なキャラクターの見事な相乗効果。特に軽く拗ねてる時と京介に反撃をくらった時のテンパり方とかもうね。
田村家の他の人たちも強引かつ洒落の効いた“攻撃”をする爺さん婆さんや、渋さに定評がある弟、全て容認の父とどこをとっても味があるし、本物の家族よりも京介を家族として見てるんじゃないかと思うような温かさ。
田村家最高!
さて、おまけ本編の方は、
ケータイ小説ですか・・・正直興味のある話題ではなかったけど、編集部の話の細かさとか生っぽさとかは流石だなと。あと、ぷーりんさんの口調はツボだったw でもこれって謝って済む問題なんだろうか。まぁ当人達の問題か。
とりあえず○○バレというほとんど同じような内容だった1,2巻と違う話が読めたのが良かった。
次回は麻奈美の高坂家訪問に大期待。